コラム
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犯罪予測AI「CRIME NABI」のシンギュラーパータベーションズ、グローバル・ブレイン「XLIMIT」に採択 ― 「予測にもとづく最適警備」の社会実装を加速 ―

犯罪・事故予測AI「CRIME NABI(クライムナビ)」を開発する株式会社Singular Perturbations(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:梶田 真実氏)は11月14日、グローバル・ブレイン株式会社が提供するアクセラレータープログラム「XLIMIT(クロスリミット)」4th Batch採択企業に選定されたことを発表した。

株式会社Singular Perturbationsは「CRIME NABI」を核に、警察・自治体・警備会社へ向けた安全DXを推進している。今回の採択を受け、「予測にもとづく最適警備」の社会実装をさらに加速させる構えだ。

■グローバル・ブレインがスタートアップを支援

CRIME NABI サービス概要

「XLIMIT」は、グローバル・ブレインが運営するファンドの支援体制とネットワークを活用し、シリーズA到達を目指すスタートアップの資金調達成功を後押しするアクセラレータープログラム。

株式会社Singular Perturbationsは今回の採択により、国内外で拡大する警備員不足、犯罪の高度化、大規模イベントの安全対策といった課題解決を急ぐ。

■ブラジルで犯罪68.5%減少の実績

CRIME NABI ブラジルでの実証

「CRIME NABI」は、過去の犯罪データ、地物データ、人口動態、気象など多様なデータを統合し、「いつ・どこで・どんな犯罪・事故が起こりやすいか」を時空間で予測するAIプラットフォーム。

ブラジル・ミナス州でのパトロール実証では、銅線窃盗などのインフラ犯罪が約68.5%減少する成果を確認しており、"AI警備ルート最適化"で実フィールドで犯罪抑止に寄与した実績を持つ。

株式会社Singular Perturbationsはこれまでに、経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創事業」採択(2025)や「B Dash Camp 2024」優勝など、実績を重ねている。

■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。

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