世界初の気球による「宇宙遊覧フライト」を目指す株式会社岩谷技研(本社:北海道江別市、代表取締役:岩谷 圭介氏)は3月5日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が公募した宇宙戦略基金事業(第二期)において、同社が提案した「有人宇宙船汎用与圧キャビンシステム」が採択されたと発表した。
本プロジェクトでは岩谷技研が代表機関となり、新日本空調株式会社、日本航空株式会社(JAL)、三菱重工業株式会社の3社を連携機関に迎え、将来の有人宇宙往還機の実現を見据えた基盤技術の統合的な開発に着手する。
岩谷技研はこれまで、成層圏への「宇宙遊覧フライト」の研究開発を通じて、高度な有人与圧キャビン技術を培ってきた。今回の採択により、その技術を中核として、サブオービタル機への搭載を想定した「ロケット用有人宇宙船」の領域へ新たに参入することになる。
開発テーマは「有人宇宙輸送システムにおける安全確保の基盤技術」。具体的には、各社の知見を融合させ、「与圧キャビン構造」「クルーシステム(船内与圧服など)」「生命維持・環境制御機能(ECLSS)」「全体監視およびロケット制御システム」といった、有人宇宙輸送に不可欠な要素技術を開発する。
岩谷技研の岩谷圭介代表は、「高高度気球で培ってきた気密・ECLSS技術を基盤に、有人宇宙輸送安全向上に資する技術開発をパートナー企業と連携し推進していく。日本の有人宇宙産業の基盤強化および発展に貢献したい」と意気込みを語る。
同社は本プロジェクト以外にも、関連する2件の技術開発課題に連携機関として参画することが決定しており、日本全体での有人宇宙輸送技術の高度化を強力に牽引していく構えだ。
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②発掘・育成
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