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SDV時代の車載アプリ目指す「Bashow」、NTTタウンページの大規模データベースを活用しトピック量拡大の実証開始 ― 800万件超の情報を活用、移動体験の付加価値向上へ ―

SDV(Software Defined Vehicle)時代の車載アプリ化を目指す株式会社Bashow(本社:東京都中央区、代表取締役:程塚正史氏)は11月19日、国内最大級の事業所情報を保持するNTTタウンページ株式会社の『iタウンページデータベース』を活用したサービス品質向上に関する実証を開始したと発表した。

この実証は、クルマなどで移動中の人に周辺トピックを短い音声で案内するスマホアプリ「Bashow」のサービス品質を向上させ、中長期目標とする車載アプリ市場の基盤システム構築を加速させる狙いがある。

■異業種連携でコンテンツを拡充

Bashow トピック発話イメージ

自動車・モビリティ産業のSDV化が進む中、今後は自動車メーカー単独ではなく、異業種連携によるクルマの付加価値向上が急務とされている。

今回の実証では、約800万件の豊富なデータ量を持つ『iタウンページデータベース』を活用して地域トピックを創出する。トピックとは、「そこの○○というお店では○○が人気」「この近くの○○神社には……という歴史がある」など、お店や地域の情報を指す。

■実証を通じてSDV時代への進化を検証

NTTタウンページ データベース活用

Bashowは、創出した地域トピックをアプリ利用者に音声で案内し、サービスの品質向上を検証する。

同社は、SDV時代におけるインフォテインメント(情報や娯楽)領域の車載アプリへの進化の可能性を検討していくとしている。Bashowアプリは現在、首都圏中心部にてスマホアプリとして運用されており、近い将来の車載アプリ化を目指している。

■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。

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