順天堂大学発のスタートアップであるInnoJin株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:猪俣武範氏)は11月18日、住友商事株式会社と共同で眼科診療に特化したオンライン診療プラットフォームを開発し、東京都文京区の「てのひら眼科」にて運用を開始したと発表した。
本プラットフォームは、大学の研究成果に基づく医学的知見と、総合商社である住友商事の事業展開力を融合させたもの。通院が難しい患者にも専門的な眼科診療を届けることで、病気の早期発見・治療と眼の健康維持に貢献することを目指す。
このプラットフォームは、眼科医監修のもと開発されており、問診情報とスマートフォンで撮影した目の写真をもとに医師の診断を受けることができる。専用アプリのダウンロードは不要で、医薬品や処方箋の配送も可能だ。
主な役割として、医療過疎地域のサポート、多忙で通院困難な患者への診療機会提供、企業の健康経営支援(眼科企業健診)などが挙げられる。あくまで対面診療を補完する役割であり、必要に応じて対面診療への紹介も行うという。
InnoJinは今後、今回の導入を契機に提携医療機関を拡大し、医療アクセスが限られる患者への環境整備を進める方針だ。
■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。
■関連するWEBサイト
ICTスタートアップリーグ
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