コラム
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フィッシュパスと日本コークス工業、環境DNAでブルーカーボン評価の新規開発へ ― 属人的な調査から脱却し、定量性・再現性を備えた先進モデルの社会実装を目指す ―

ブルーカーボン創生評価方法 共創開始

遊漁券のデジタル化や環境DNA分析サービスを展開する株式会社フィッシュパス(本社:福井県坂井市、代表取締役:西村 成弘氏)と、日本コークス工業株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:松岡 弘明氏)は3月16日、環境DNA分析を活用した「ブルーカーボン創生評価方法」の新規開発に向けた共創を開始したと発表した。

本共創により、海藻などの生物情報をDNAから取得・解析することで、従来の調査手法を補完する新たなブルーカーボンの評価モデルの構築に取り組む。

■従来の属人的な調査手法を補完し、客観的な評価へ

現在、海洋生態系に吸収・貯留される炭素「ブルーカーボン」の評価は、潜水調査や目視観察など人的負荷の高い手法が中心となっている。そのため、調査コストの課題に加え、定性的な結果になりやすく、異なる地点や年度間の比較可能性・再現性の担保が難しいという課題があった。これが実証結果の事業判断や継続的な投資への活用を妨げる一因となっている。

今回の共創では、フィッシュパスが提供する環境DNA分析技術を用いることで、定量性・再現性・省力性を備えた新たな評価モデルの確立を目指す。誰もが同一基準で効果を比較・説明できる仕組みを構築し、ステークホルダーへの説明性を大きく向上させる狙いだ。

■実証から事業化へ。全国へ展開可能な先進モデルを目指す

両社は現在、日本コークス工業が提供するブルーカーボン対象地においてトライアル分析に着手しており、技術的制約や適用範囲の確認を進めている。

今後は、PoC(概念実証)フェーズを見据えた具体的な計画を策定し、評価手法の社会実装を進めていく。最終的には、実証から事業化までが円滑に繋がる「ブルーカーボン創生の先進モデル」として、全国の多地点や他事業者にも展開可能な枠組みへと発展させていく方針だ。

■ICTスタートアップリーグ
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ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
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最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
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