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フィッシュパス、「生物多様性DX」で河川の豊かさを可視化 ― 「中小企業 新ものづくり・新サービス展」にて生態系モニタリングシステムを公開 ―

フィッシュパス 生態系モニタリングシステム

遊漁券販売プラットフォームなどを提供する株式会社フィッシュパス(本社:福井県坂井市、代表取締役:西村 成弘氏)は12月15日、2025年12月16日(火)から18日(木)まで東京ビッグサイトで開催される「中小企業 新ものづくり・新サービス展」に出展すると発表した。

同社は、ものづくり補助事業を活用して構築した「生態系モニタリングシステム(環境DNA分析による生態系可視化システム)」を展示・実演し、内水面漁協の現場DXを提案する。

■コップ1杯の水で生態系を解析

生態系モニタリングシステム

展示テーマは『クマも分かる!? 生態系モニタリングシステム』。

従来の生物調査は専門家による捕獲や紙ベースの記録が主で多大な労力を要していたが、本システムは「環境DNA分析」と「DX」を融合させることで課題を解決。水を汲むだけで生息する魚種を特定でき、希少種や外来種の早期検知、さらには広域かつ定量的な生物多様性評価を可能にする。

■フィッシュパスの3つの強み

株式会社フィッシュパス

フィッシュパスは、自社分析センターによる迅速・高精度な分析、全国の漁協ネットワークを活用した広域サンプル採取網、そして特許取得済みの独自の解析レポートシステムという3つの強みを持つ。

専門知識がない人でも直感的に理解できるレポートを提供することで、企業のネイチャーポジティブや自治体の資源管理を支援していく構えだ。

■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。

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