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輝翠TECHのAIロボット「Adam」、初回生産分が完売 ― 2025年4月販売開始、国内外から反響受け生産体制を拡大へ ―

オフロード型自律走行AIロボット「Adam(アダム)」を開発する輝翠株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:ブルーム・タミル氏)は11月12日、2025年4月より一般販売を開始した「Adam」の初回生産分が完売したと発表した。

「Adam」は、果樹園向けに開発された自律走行AIロボットで、収穫物や肥料、農業資材などの運搬作業を担い、農作業の負担軽減と効率化を実現する。

■国内外から高い関心、生産体制を拡大

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同社によると、2025年4月の販売開始以来、全国の農業法人や果樹生産者から多くの反響があり、初回生産分はすべて完売したという。

さらに、農業分野の労働力不足は国内に限らず、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジアなど海外からも「Adam」への関心が寄せられている状況だ。

■次回生産に向けアルバイトスタッフを募集

こうした世界的なニーズの高まりを受け、輝翠は販路拡大に向けた大量生産体制の整備を進めている。

現在、次回生産に向けて、千葉県柏市内の製造拠点にて組立・調整作業を行うアルバイトスタッフを新たに募集しているとのこと。
採用ページ:
https://kisui.ai/careers/jp

■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽 研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。

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