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輝翠TECH、JA全農あおもり・外川農機と三者連携 ― AIロボット「Adam」の青森県での実証・販売体制を強化、りんご農家のスマート化推進 ―

輝翠TECH JA全農あおもり 外川農機 三者連携

AIアグロボットを開発する輝翠株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:ブルーム・タミル氏)は11月7日、同社が開発するオフロード型自律走行AIロボット「Adam(アダム)」の青森県内における普及・販売体制の強化に向け、全国農業協同組合連合会 青森県本部(JA全農あおもり)、および有限会社 外川農機商会(外川農機)との三者連携覚書を締結したと発表した。

これにより、創業当初より重点地域としてきた青森県のりんご農家への導入体制が整い、Adamの利用機会拡大が期待される。

■高密植わい化栽培の普及が追い風に

高密植わい化栽培によるりんご園地でのAdam実証

JA全農あおもりでは現在、りんごの「高密植わい化栽培」を推進しており、これにより園内の通路が確保されやすく、自律走行ロボットの導入に適した環境が整いつつあるという。

今回の連携では、JA全農あおもりが県内でのAdamの実証および普及活動における現場調整を担当。さらに、津軽地域で80年以上にわたり農機の販売・修理を手がけてきた外川農機が、販売およびアフターサポートを担当する。

■青森からスマート農業の普及に貢献

自律走行AIロボット Adam

輝翠は、この三者協力体制により青森県内でのAdam普及を進め、農業分野における生産性向上・省力化を支援する構えだ。

全国一のりんご生産地である青森県から、日本の農業の発展およびスマート農業技術の普及に貢献していくとしている。

■ICTスタートアップリーグ
総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を契機に2023年度からスタートした支援プログラムです。
ICTスタートアップリーグは4つの柱でスタートアップの支援を行います。
①研究開発費 / 伴走支援
最大2,000万円の研究開発費を補助金という形で提供されます。また、伴走支援ではリーグメンバーの選考に携わった選考評価委員は、選考後も寄り添い、成長を促進していく。選考評価委員が“絶対に採択したい”と評価した企業については、事業計画に対するアドバイスや成長機会の提供などを評価委員自身が継続的に支援する、まさに“推し活”的な支援体制が構築されています。
②発掘・育成
リーグメンバーの事業成長を促す学びや出会いの場を提供していきます。
また、これから起業を目指す人の発掘も展開し、裾野の拡大を目指します。
③競争&共創
スポーツリーグのようなポジティブな競争の場となっており、スタートアップはともに学び、切磋琢磨しあうなかで、本当に必要とする分の資金(最大2,000万円)を勝ち取っていく仕組みになっています。また選考評価委員によるセッションなど様々な機会を通じてリーグメンバー同士がコラボレーションして事業を拡大していく共創の場も提供しています。
④発信
リーグメンバーの取り組みをメディアと連携して発信します!事業を多くの人に知ってもらうことで、新たなマッチングとチャンスの場が広がることを目指します。

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