(東京都・港区)
SonicAIは、日本最大の産業である製造業の中でも、多品種小ロット非自動化ラインにおける深刻な人材不足解消を目的に設立されたスタートアップです。既存FA大手では対応困難であった領域に対し、ハードウェアとAIを融合した搬送・検査自動化技術により、製造現場の革新を実現します。
当社は、多品種小ロット製造現場に特化した2次元画像処理技術のAIソフト及び、ハードウェアの研究開発に注力しています。高精度かつリアルタイム処理を両立する軽量AIモデルの開発と、高速なAI学習・推論を可能にするGPUベースのエッジハードウェアでこれを実現します。さらに、中期的なプロセッサーの安定供給を見据え、GPUではなくFPGA活用を含む当社独自の回路設計によって、精度・処理速度・スケーラビリティの最適バランスを実現するプロダクトの研究開発を行います。
代表者 |
田中 寛之 慶應義塾大学経済学部卒業後、キーエンスで画像処理システム営業に従事し、中小製造業の多くは少量多品種生産ゆえ人手依存が続き、人材不足と品質要求が経営を圧迫している状況を実感。A.T.カーニーでは、下請け企業が構造的に不利な価格交渉を強いられる現実を経験。これらを背景に、ソフトとハードを融合した技術で自動化困難な製造現場の課題解決に挑む決意を固め、2024年に株式会社SonicAIを設立 |
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主な実績 | 2025年 9,000万円のプレシード資金調達を完了 |
子供の頃の夢 | 幼少期の夢は小説家やエッセイストになることでした。子どもの頃から、他の同年代の子とは異なる視点で物事を捉える傾向があると自覚しており、その独自の視点を文章で表現し、人の役に立つ生き方を漠然と描いていました。 |
影響を受けたヒト、モノ、コト | 学生時代に影響を受けたヒト:広田弘毅(第32代内閣総理大臣) モノ:SonicAIで開発中のβ版 コト:米軍アフガニスタン撤退 |
起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 | 起業の理由は明確です。第一に市場規模。製造業は日本GDPの約2割を占める最大産業であり、その大半はバックオフィスではなく製造・検査・出荷といった現場業務です。この領域の市場規模の大きさは自明です。第二にニーズの深さ。日本は世界に先駆けて人材不足が深刻化しており、特に地方の製造業は高齢化と採用難で経営の持続性自体が脅かされています。第三に創業者としての適合性。私は中小製造現場が集積する地域で育ち、その人間性と課題を深く理解しています。キーエンスでは多品種小ロットの搬送・検査工程に誰よりも足を運び、A.T.カーニーではサプライチェーンにおける構造的課題と財務データからは見えない現場の困難を深く理解しました。日本でこの課題に取り組む最適任者は自分であると確信しています。第四に日本発の必然性。製造業という強みを持ちながら人材不足という課題先進国である日本だからこそ、シリコンバレー発では生まれないプロダクトを創出できると判断しました。目標は、5年以内にこのドメインで世界で最も認知され、文化や言語を超えて世界中の製造現場で愛されるプロダクトを届けることです。 |
会社名 | 株式会社SonicAI |
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代表者名 | 田中 寛之 |
住所 | 東京都港区三田3-5-27 住友不動産東京三田サウスタワー 10F |
公式サイト、SNS |
公式サイト |
設立日 | 2024年6月25日 |
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