株式会社Nocnum
（愛知県・名古屋市）
ノックナムは未処理排水とそれを起因とする社会課題の解決を目的に、オンサイト排水処理設備の開発・その管理技術の開発を行う。 国内事業ではオンサイト排水処理設備の一つである、「浄化槽」の状態を遠隔で監視できる水質IoTセンサーとそれに付随する浄化槽管理ソフトウェアを開発している。創業前からIoTセンサーの開発及び実証実験を実施しており、現在は製品化のために邁進中。
（愛知県・名古屋市）
ノックナムは未処理排水とそれを起因とする社会課題の解決を目的に、オンサイト排水処理設備の開発・その管理技術の開発を行う。 国内事業ではオンサイト排水処理設備の一つである、「浄化槽」の状態を遠隔で監視できる水質IoTセンサーとそれに付随する浄化槽管理ソフトウェアを開発している。創業前からIoTセンサーの開発及び実証実験を実施しており、現在は製品化のために邁進中。
浄化槽専用遠隔監視IoTセンサーと台帳機能ソフトウェアの開発及び、それらの社会実装による排水インフラ管理の効率化の検証
| 代表者 |
大森 美紀茨城県生まれ、愛知県在住。株式会社NocnumをCTOの渡部と共同創業。 2020年に愛知県立大学外国語学部卒業。2021年から京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科休学中。大学では東南アジアの宗教文化を研究。東南アジアの環境問題への関心から、技術の社会実装をめざし、起業を志す。 2022年に株式会社Nocnumを設立し、オンサイト排水処理設備の遠隔監視IoTセンサーの実用化に向けて事業を本格始動。国内外における水問題の解決に邁進している |
|---|---|
| 主な実績 | 2022年 5月 Japan Business Model Competition 優勝 8月 令和4年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業 採択 9月 Aichi startup ビジネスプランコンテスト 準優勝 11月 登記 2023年 2月 (株)Etic. が主催するMakers University ８期採択 3月 名古屋米国領事館主催イベント「国際女性デーに考えるサプライヤーダイバーシティ」登壇 8月 令和4年度アクセラレータープログラム「たけはらDX」採択 11月 岐阜テックプランター 企業賞(2社) 2024年 3月 三井みらいチャレンジャーズオーディション 採択 5月 【広島県】”サキガケプロジェクト” 採択 7月 ICTスタートアップリーグ 採択 NEDO Entrepreneurs Program（NEP） 採択 |
| 起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 | 私ははじめ、大学から大学院で東南アジア宗教文化研究をしていましたが、現地の様子を知るほど、都会以外の場所ではインフラ整備がまだ不十分で、衛生環境に問題を抱える人が多いことに気づきました。 大学で文化人類学という開発に密接に関わる学問を学んでいたことから、東南アジアやアフリカの開発にはもともと興味があり、また、将来的にはそういった仕事につくことも考えていたことから、徐々に現場に関わりたいと思うようになりました。一方、国のプロジェクトやその他の企業に入ると予算や期間、関われる範囲に制限があることが個人的にネックに感じ、就職をためらっていました。また、当時起業という道もあるということを周囲から聞き、そのような方針で行くのもありかと思い始めていた時期でした。 しかしながら、開発には、その地域の課題を発見し、解決できるだけの専門知識や技術が必要です。私はどちらも不十分だったことから、どのようなかかわり方ができるのか、大変悩ましく思っていました。そんな時に、大学のアントレプレナーシップの課外授業があり、そこで知り合った博士課程で排水処理を研究している渡部と出会いました。 水衛生環境や水回りの住宅設備というのは、日本に住んでいると綺麗なのが当たり前のように思ってしまいますが、途上国に行くと全くそうではありません。汚水は処理されず垂れ流されることが多く、川や海、土壌が汚染されています。また、住宅設備、特にトイレなどは日本の基準で行くととても綺麗とは言えません。私自身も、海外に行くのは好きなのですが、水衛生環境への印象がいいことは無いため、水衛生に対する危機感やどうにかしたいという気持ちがありました。 また、文化人類学を学んでいるときに、水設備を作っても運用がうまくいかず、日本から投資しても最終的には使われなくなるという事例をいくつか文献で知っていたこともあり、設備そのものだけではなく、その運用にも関わりたいと考えていました。 そんななか、排水処理設備とその運用についての研究開発をして技術はあるが、それを社会に実装する方法が分からないと、その道の専門家である渡部から聞き、お互いに自分のできない所をになっていくれる人材だということで、意気投合して起業することになりました。 私たちが目指すのは、自然環境中の水を綺麗にすること、それによって人々の安全な水へのアクセスを拡大し不衛生による病気や乳幼児の死亡などの損失をなくすことです。 |
| 会社名 | 株式会社Nocnum |
|---|---|
| 代表者名 | 大森 美紀 |
| 住所 | 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート11F |
| 公式サイト、SNS |
公式サイト @MKNocnum | X (Twitter) | 代表取締役 @rw_nocnum | X (Twitter) | CTO |
| 設立日 | 2022年11月 |
| 受賞歴 |
2022年 5月 Japan Business Model Competition 優勝 9月 Aichi startup ビジネスプランコンテスト 準優勝 2023年 11月 岐阜テックプランター 企業賞(2社) 2024年 3月 三井みらいチャレンジャーズオーディション チャレンジャーズに選出 |
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