(東京都・世田谷区)
「お寺を通じた持続可能なまちづくり」をコンセプトに、お寺が抱える課題をIT技術でひとつひとつ解決し、お寺の持つ可能性を拡張していく会社です。第1弾の取り組みとして、現在はお寺の継承問題解決に向けた回忌発送管理システム「テラテク帳」の開発・提供をし、お寺業界のDX化の促進に取り組んでいます。檀家のデータベース管理・活用支援や広報活動、さらにはお寺の資産を活かした企画・プロデュースを行い、地域や事業者の方と共創していきます。
お寺と檀家・地域をデジタルで繋ぎ、現代におけるお寺としての付加価値を醸成することで、お寺を基盤とした地域循環型の共生社会を実現してまいります。
孤独・孤立などの社会的な課題が高まるにつれ、お寺の役割に期待する声も高まっています。一方で、お寺業界は葬儀の簡略化、お寺離れ、繋がりの希薄化などを背景に、布施収入の減少や離檀の増加が課題となっています。紙ベースの寺務作業や法務から、ICTを活用した運営への転換が急務です。テラテク帳では、お寺運営における情報管理や檀家との関係構築に、ICTを活用することで、情報の蓄積・共有、檀家との関係を構築していくことで、課題を解決します。 本研究では、業界のICT活用を促進するために、テラテク帳における開発すべき機能や仕様に関する調査・研究に取り組み、業界全体のDXを加速してまいります。
代表者 |
森 篤史 1988年生まれ|香川県出身|心理学部卒 新卒で森永乳業グループ(株)クリニコに入社。医療・介護事業者向けの営業として栄養補助食品事業に携わる。その後、2015年にマースジャパンリミテッドに転職し、菓子事業部の営業部と販売戦略企画室で、リテール営業〜企画・プロモーション戦略等に従事。そして、2020年に環境系スタートアップのLoop Japan(同)の日本法人第1号社員として、事業開発およびサービス立ち上げを経験。現在、身内の死をきっかけに社会性×経済性の実現を目指し、創業。 |
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主な実績 | <プログラム採択実績> ・2024/06:総務省 2024年度 ICTスタートアップリーグ 採択 ・2024/06:東京都 青山アクセラレーションセンター(ASAC)第18期 採択 ・2024/04:愛知県 PRE-STATION Ai メンバー 採択 ・2023/11:山梨県 R5年度やまなしアクセラレーションプログラム採択 ・2023/08:中小機構 第10期BusiNestアクセラレーションプログラム採択 <ビジネスコンテスト受賞・登壇実績> ・2024/03:YAMAGUCHIビジネスプランコンテスト2024 審査員特別賞受賞 ・2024/03:SHOGUN PITCH 2024 ファイナリスト選出 ・2024/02:登龍モヴ 2024 supported by KOKUYO ファイナリスト選出 ・2023/12:日野市 PlanTビジネスプランコンテスト2023 SGDs特別賞・青年会議所賞受賞 <研修会講師実績> ・2023年:真言宗豊山派XX支部青年会 ・2024年:真言宗智山派YY区青年会 |
子供の頃の夢 | 小学校の頃の夢は陸上の選手 |
影響を受けたヒト、モノ、コト | ヒト「高校時代の部活顧問の先生」 モノ「人間万事塞翁が馬という言葉」 コト「環境系スタートアップ Loop Japan 第1号社員としての事業立ち上げ経験」 |
起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 | 元々、起業することを目指していた人間ではありませんでした。 起業を志すきっかけとなったのは、2つの出来事です。1つ目は、20代に経験してきたことの市場価値を見つめ直したいという思いで、地方企業に関わるイベントを参加し、幸運にも地方企業の支援に関わることとなり、経験の価値に気づかせてもらったこと。2つ目は、環境系スタートアップで1つの社会的な課題解決に向かって、社内外関係なく、ステークホルダーとともに創り上げていくことの面白さを、現場に最も近いところで経験できたこと。これらの2つの経験は、起業の輪郭を形成し、そして、今の事業を立ち上げるに至るきっかけは、身内の死でした。幼少期から触れてはいたが気づいていなかったお寺の価値に気づき、危機的状況を知っていくことで、なんとかしなくては!という想いから、起業に至りました。 私はお寺には地域コミュニティやインフラとしての価値があると信じています。お寺は安心できる場所でもあり、教えには学びがあり、道徳心を養うこともできます。脈々と続いてきたお寺も、さまざまな環境要因から、4割が失われてしまうとも言われています。 私たちは事業を通じて、お寺の継承問題を解決し、あらゆる地域コミュニティやインフラとして、お寺を活性化していくことで、それぞれの地域で誰もが安心して、安全な暮らしを過ごせるような社会に貢献してまいります。それらをお寺とともに創り上げていきます。 |