(神奈川県・横浜市)
a42株式会社は、ブロックチェーン技術と IoT 技術の組み合わせを通じて、実世界におけるブロックチェーン技術の利活用に関する研究開発を進めています。単なる研究に留まらず、迅速にプロトタイピングを行い公開することを重視しています。私たちは、フィジカルな世界でブロックチェーンを活かしたサービスの拡大を目指しています。
<スタートアップ解説員の「ココに注目!」>
・代表の橘氏は、大学卒業後、バックエンドエンジニアとして複数の大規模ゲームタイトルの開発に従事。その後ブロックチェーン技術に出会い、a42株式会社の創業を決意。同社はブロックチェーン技術と IoT 技術の組み合わせを通じて、実世界におけるブロックチェーン技術の利活用に関する研究開発を進めています。
・a42は2022年8月、NFT がカギになる Web3 スマートロックシステム「wΞlock」(読み「ウィーロック」)を発表しました。「wΞlock」 は、Web3 ウォレットによるユーザ認証と、ブロックチェーン上の NFT 所有権を確認することで、特定の NFT 所有者にのみスマートロックの操作を許可することが可能です。これにより、NFT 所有者のみが入場できるイベント会場や宿泊施設・コワーキングスペースなど、NFT をチケットや会員証として活用する際に、ユーザの認証および入退場を簡単に自動化することができます。
スマートコントラクトに基づいた認証認可装置およびスマートロックシステムである wΞlock の研究開発を行います。 wΞlock は、ウォレットを用いたデジタル署名によるユーザ認証と、ブロックチェーン上のプログラムであるスマートコントラクトに基づく機器利用権の確認(認可)を行います。具体的には、 NFT の所有権を確認することで、スマートロックの解施錠操作を実現することができます。 本助成プログラムでは、オフラインでの認証機能、オンチェーンサブスクリプション機能、モバイルアプリ、および中央集権的システムに依存せずにスマートコントラクトによる認証認可を行うシステムの研究開発を中心に実施します。
代表者 |
橘 博之 大学卒業後、バックエンドエンジニアとして複数の大規模ゲームタイトルの開発に従事。その後ブロックチェーン技術に出会い起業を決意。現在はブロックチェーン技術と IoT 技術を組み合わせることによって、実世界でのブロックチェーン技術の利活用を目指すサービスを開発中。 |
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主な実績 | 2023年 ICTスタートアップリーグ参加 2019年1月 a42 株式会社 創業 2018年 株式会社 GameWith にてリードエンジニアとしてゲーマー向けチャットサービスの企画から立ち上げを担当 2017年 株式会社 Craft Egg に出向。大規模ゲームタイトル「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の開発、基盤開発を担当 2013年 株式会社サイバーエージェントにて サーバサイドエンジニアとして様々なゲーム開発に従事 2013年3月 慶應義塾大学 環境情報学部 卒業 |
影響を受けたヒト、モノ、コト | ヒト「父(起業家)」 モノ「iPhone」 コト「学生時代のベンチャー企業でのインターン経験(株式会社パンカク) / 数行のプログラムを書くだけで信頼する第三者を必要とせずに人々にとって価値があると思われているデジタルデータを送受信できる Ethereum ブロックチェーン上での開発体験」 |
起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 | 私が起業を志すようになったのは、ブロックチェーン技術、特に Ethereum の可能性を目の当たりにした瞬間でした。その革新的な技術を活用することで、信頼する第三者を必要とせず、取引や契約を透明かつ安全に行えることに大きな感動を覚えました。私たちの目標はブロックチェーン技術と IoT 機器の連携を最前線で進め、日常生活の中でのブロックチェーン関連技術の利活用を実現することです。家電から交通手段まで、あらゆる IoT 機器がブロックチェーンと接続され、セキュアに、そして透明性を持って動作する世界を目指します。 |
会社名 | a42株式会社 |
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代表者名 | 橘 博之 |
住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1オーシャンゲートみなとみらい8F |
設立日 | 2019年1月15日 |
受賞歴 | 2022/2 イーサリアム財団による Japan Local Grants Edition に選出 |
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