STARTUP LEAGUE

Powder Keg Technologies 株式会社

(広島県・広島市)

当社は次世代のセキュリティ対策手法について研究開発を行うスタートアップ企業です。社名であるPowderKeg(パウダーケグ)とは、英語で「火薬樽」という意味であり、比喩的に「近づくと危険なもの」「一触即発」という意味を指します。一般的に「危険と捉えられている技術」を安全に活用し、社会や業界に破壊的な変革を起こすことを目指しています。

Technology & Service技術・サービスに関する解説

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セキュリティ製品の「国産化」を実現せよ。セキュリティチェックの自動化ソリューションで世界を狙うPKTの展望

<スタートアップ解説員の「ココに注目!」>

・サイバーセキュリティ市場において、日本発のデファクトスタンダード製品の創出を目指すスタートアップです。
・ただ、この様に記載すると「日本製品が台頭できていない市場でトップシェアを目指している企業なんだ」と思われるかもしれません。しかし、インタビューを聞く中で日本の誇りという次元の話ではなく、セキュリティという正に守りの部分を海外製品に頼らざるを得ない状況、それによる将来起きるかもしれない大きなリスクが潜んでいることを知りました。そしてそれを未然に防ぐためにも、国内企業が国産のセキュリティ製品というカードを切ることのできる未来は必要だと強く思いました。
・現在は「MUSHIKAGO」というセキュリティテスト製品をローンチし、日本で着々と実績を積んでおります。今後は多くのメジャー製品が存在する北米市場に打って出るとのこと。同社の今後の活躍にご注目ください。

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InnovationPowder Keg Technologies 株式会社が目指すイノベーション

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産業制御システムに対応した自動ぺネトレーションテスト手法と自動修復手法の開発

現在、多くの企業がサイバー攻撃からシステムを保護するために、何らかのセキュリティ対策を実施しているが、その対策が適切に機能しているのか確認できている企業は少ない。そのため、我々は複数のAI を組み合わせ、擬似的なサイバー攻撃によって企業のセキュリティリスクを、全自動で可視化する手法の研究開発を実施する。対象とするシステムは情報システムに限らず、工場などの産業制御システムも対象とすることで、幅広い分野における検証を可能とする。また検出したリスクに対し、自動で対応方針を導出し、修復までを実施する機能を実装することで、迅速かつ予防的なセキュリティ対策手法の実現を目指す。

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Representative 代表者紹介

代表者 画像 濱村将人
広島県広島市出身で、大学院修了後、新卒で中国電力株式会社に入社。入社後、電力の送電に関するシステムの保守・開発業務や、社内情報セキュリティ業務に従事。2019年に、情報処理推進機構(IPA)に出向し、産業制御システムへのセキュリティ対策について専門教育を受講。この経験をもとに、2020年よりサイバーセキュリティに関する研究開発活動を開始し、活動結果を国内外のカンファレンスで発表。2021年、研究開発結果の事業化を目指して現在の会社を設立。趣味はキャンプ、マラソン、Netflix。
主な実績 2023年 ICTスタートアップリーグ参加
2023年 JETROスタートアップアクセラレーションプログラムに採択
2022年 米国のセキュリティ国際会議 Black Hat USA Arsenal 2022で発表
2022年 九州電力オープンイノベーションプログラム 2022に採択
2021年 NEDO研究開発型ベンチャー支援(NEP2021)事業に採択
2021年 国内のセキュリティ国際会議 CODE BLUE 2021で発表
2021年 米国のセキュリティ国際会議 Black Hat USA Arsenal 2021で発表
子供の頃の夢 宇宙飛行士になって深宇宙探査を行う、または国土地理院で地図を作成したいと考えていました。一見すると全く異なる職種のようですが、未知の領域を探索し、それを明らかにすることに根本的な憧れがあったのだと考えています。
影響を受けたヒト、モノ、コト ヒト「登大遊」
モノ「太陽の塔」
コト「ファルコン9の第1段ロケットの再着陸」
起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 現在、あらゆるモノがインターネットに接続され高度に連携・自動化が進む社会において、これらのシステムや情報を意図的に破壊するサイバー攻撃は、あらゆる組織・企業・個人において明確な脅威となっています。サイバー攻撃を防ぐためのセキュリティ製品は様々存在していますが、日本企業の製品は僅かであり、国際的な認知度やシェアはほとんどありません。そのため、行政機関を含め国内におけるセキュリティ対策は、海外製品に頼り切っている状況となっています。しかし、本来は自国の資産は自国の力で守れる状態にしてくことが必要です。我々は重要インフラ事業者及び行政機関での業務を通して、この海外依存の状況に危機感を抱き、状況の変革(国産セキュリティのグローバルスタンダード化)を目指して研究開発、起業を行いました。弊社が目指す世界は、人々がセキュリティを意識しなくて良い世界だと考えています。AIによってシステムの設定不備や脆弱性が自動検出され、その修復・設定変更も完全自動で行えるようになることで、人がセキュリティを意識しなくとも、自動的に安全な状態が保たれることを目指しています。

Basic Information 基本情報

会社名 Powder Keg Technologies 株式会社
代表者名 濱村将人
住所 広島県広島市中区舟入町1-19
公式サイト、SNS 公式サイト
@techkeg | X (Twitter)
設立日 2021年9月
受賞歴 2023年 JETROスタートアップアクセラレーションプログラム採択
2022年 米国のセキュリティ国際会議 Black Hat USA Arsenal 2022 採択
2022年 九州電力オープンイノベーションプログラム 2022 特別賞受賞
2021年 NEDO研究開発型ベンチャー支援(NEP2021)事業採択
2021年 国内のセキュリティ国際会議 CODE BLUE 2021 採択
2021年 米国のセキュリティ国際会議 Black Hat USA Arsenal 2021採択

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