(東京都・渋谷区)
NefrontはAIやARなどのテクノロジーを駆使し、欲しい情報が欲しい時に目の前にある世界の実現を目指しています。GPSが届きにくい屋内環境でも、画像認識技術を用いて位置を特定し、案内やARコンテンツの表示、情報・物品の管理を可能にする屋内ARクラウドサービス「IndooAR」を開発しています。また、多数のPDF図面から種別や特徴キーワードで必要な図面を迅速に検索できるAI図面検索サービスも提供しています。
<スタートアップ解説員の「ココに注目!」>
・筑波大学生・OBメンバーによって2021年6月に設立され、数々の学生アイデアコンテスト入賞や経産省の支援プログラムへの採択など、高い事業ポテンシャルを秘めた企業です!
・屋内ARクラウドサービス「IndooAR」(インドア)を開発。画像とスマートフォンのセンサー情報を元に屋内の位置情報を特定して、指定したアイテムの場所まで誘導するAR機能を簡単に実現できる独自の空間認識システム(VPS)を搭載。倉庫などの入り組んだ屋内でも正確に位置を特定できることが特長で、店舗や倉庫でのピッキング作業のサポート、商業施設やイベント会場での案内やエンタメコンテンツなどに活用が見込まれるサービスです。
・今後、スマートグラスなどのデバイスの普及・テクノロジー発展に伴い、リアルとバーチャルが溶け込んだ世界が訪れようとしている中で、現実空間と情報空間を融合させるための基盤インフラをNefrontが担っていくことを期待しています!そして、目の前にある“リアルの場所”が保有する価値を、ARによって(文字通り)「拡張」していってくれることを楽しみにしています!
屋内 AR クラウドサービス IndooAR はスマートフォンのカメラ情報を元に屋内の位置情報を特定して、 指定 したアイテムの場所まで案内したり、場所に合わせて AR コンテンツを表示したりします。IndooAR の特徴とし ては、ショッピングモール、地下街、展示会のような屋内での位置特定に使える画像ベースの位置情報特定 と、位置特定だけでなく、目的地や物品の情報、経路情報、コンテンツ情報などを登録するとアプリケーショ ンとして提供できるシステムであるという点が挙げられます。 現実空間と情報空間を紐付けるプラットフォームとして、商品やお店探しに困っている人や、日本語の分からない訪日観光客や在留外国人といった方々の接客、ピッキングや工事などの作業支援まで多くの方の役立つアプリケーションの基盤として提供していくことを目指しています。 補助事業を通じて、各種ユースケースでの実用化のための研究開発と実証実験を実施し、実用化を図って 参ります。
代表者 |
今村翔太 筑波大学情報科学類卒業後、東京大学大学院へ進学し、現在 東京大学 暦本研究室に在籍。 屋内ARクラウドの開発・事業化の他、AR/VRヘッドマウントディスプレイ向け視線インタフェースや生成AI活用の研究も行っている。 じげんグループの長期インターンにて、PMとして新規事業の立ち上げ等を担った後、イベント募集を起点としたSNSの開発・運営を経て、Nefrontの立ち上げへ。 |
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主な実績 | 2023年 経済産業省 令和5年度コンテンツ海外展開促進事業TechBiz採択、ICTスタートアップリーグ採択 2022年 異能vation ジェネレーションアワード ノミネート, キャンパスベンチャーグランプリ東京大会など複数ビジコンで受賞 |
子供の頃の夢 | 僕が小学生の頃はちょうどYouTubeやFacebook、iPhoneなどが登場し、 GAFAが急速に立ち上がっていく時期でした。そうした破壊的なイノベーションを起こしていく企業や、起業家、プロダクトを見て、自分もいつかそういった変革を起こす側になりたいというのが僕の子供の頃の夢でした。 |
影響を受けたヒト、モノ、コト | ヒト「孫正義」 モノ「父親の書斎にあった起業家達の書籍」 コト「スマートフォンやアプリ、AIの普及による社会の劇的な変化」 |
起業したきっかけ、成し遂げたい目標、創りたい世界 | 小学生の頃、父の書斎にあった「志高く」という孫正義氏についての本を読んだときに初めて起業というものを知った。ソフトバンクという大企業も最初は何もない状態からスタートし、IT革命を国内外で牽引する企業になっていることを知り、そうした選択肢を魅力的に感じるようになった。 当時はスマートフォンや検索エンジン、EC、SNSといったものが急速に発達していっていた。色んなものがインターネットに繋がるならオンデマンドビデオが欲しいと思っていたら、その後NetfilixやTVerなどが普及していった。変化を受け身で見ているだけなのが少し悔しかったのを覚えている。 そうした中で、さらに次の進化、未来の自分がやれることとしては、よりテクノロジーが溶け込んだ世界を実現していくことだと考えていた。とりわけ、いわゆるスマートグラスのようなメガネ型のデバイスやドラえもんのようなコミュニケーションを取れるアシスタントが実現してみたいと思っていた。 幸か不幸かこの10年、完全にはそうした未来は実現しなかった。自身としても、未来を妄想しているだけでなく、自ら創り出せるようになってきた。ARスマートグラスやAIによって、スマートフォンや検索エンジンの次の世界、欲しい情報が欲しい時に目の前にある世界を実現していくのに貢献していきたいと思う。 そうした世界へのアプローチの一つとして、Nefrontとしては、まずは現実空間と情報空間を融合させるためのシステムになりうるARクラウドを、まだ課題の多い屋内向けに提供していきたい。 |
会社名 | 株式会社Nefront |
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代表者名 | 今村翔太 |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
公式サイト、SNS |
公式サイト @NefrontInc | X (Twitter) |
設立日 | 2021年6月23日 |
受賞歴 |
2022/11 茨城県学生ビジネスプランコンテスト 常陽銀行賞、サザコーヒー賞 2022/11 異能vation ジェネレーションアワード ノミネート 2022/12 キャンパスベンチャーグランプリ東京大会 日刊工業新聞社賞 2022/12 学生ビジネスプランコンテスト アイデア賞 |
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